スローガン・会長所信

令和4年度 静岡YEGスローガン

United Beyond Diversity

~様性をひとつの力に、そして進化する価値の創造へ~

会長所信

<はじめに>
 令和4年度静岡商工会議所青年部(以下「商工会議所青年部」を「YEG」と略す)は12年の歴史を刻む年になります。この年月を経て、静岡YEGは多くのメンバーを仲間として迎え、静岡でも代表的な経済団体になりました。そして、直近の2年間に社会全般に大きな影響を与えたコロナ禍を経て、更に「新しい進化」をする局面にはいったと感じています。

 私が、静岡YEGに入会したのは「静岡にある自分の会社を成長させたい。そして経済の仲間を作りたい」 という思いからでした。しかし、私は女性で有り、外国人です。本当に「私のような立場の人間を受け入れてくれるのだろうか?」と、最初のころは常に不安に思っていました。ですが、そのような考えは杞憂でした。YEGはそういう組織ではありませんでした。会員一人ひとりが青年経済人として自分の会社に志を持ってYEG活動をしており、夢をもった同志であれば偏見なく受け入れるという組織のフィロソフィー(哲学)がありま した。

 今私が、ここに立たせていただいた役割は、私が経験した静岡YEGの素晴らしさ、その「多様性を受け入 れる」ことを、よりイノベーションに変え、次のステージへの進化につなげる事だと考えております。

 静岡YEGがこの事に取り組み、地域に発信すれば、私たちの静岡という地域も多様性をベースにより豊 かになるはずです。令和4年度は「United Beyond Diversity~多様性をひとつの力に、そして進化する価値 の創造へ~」をスローガンのもと様々な活動に取り組んで行きます。

<親睦と多様性>
 静岡YEGは今や250名に迫る会員数を誇る団体になりました。会員それぞれは、素晴らしい個性やスキ ルを持っていますが、お互いを知る機会は限られています。よく深層的ダイバーシティとしてされているのは、 文化や考え方の違いです。会員同士が考え方を更に理解し合えれば、もっと親睦を深められ、もっと色々な 新しいアイディアが生まれるはずです。お互いのバックボーンを含めた理解も深められるよう、例会・同好会 活動・IT活用等に取り組んで行きます。

<会員の多様性>
 会員の多様性は、組織の活力につながります。今まで静岡YEGは、様々なメンバーが生き生きと活躍し、拡大してきた団体です。このことをもっと多様な新しい仲間の獲得につなげましょう。今静岡YEGがもっている多様性を正の連鎖に変換し、新しい力、新しい出会いの強力なアピールポイントとし、更に多彩なメンバーの集合体にしていきます。

<国を超えた多様性>
 静岡の国際化は、将来の静岡の力になっていく事です。私たち静岡を代表する団体の青年経済人として、率先して取り組むべきことです。しかし、そのためには国を超えた多様性を理解しビジネスに変換する技能 が必要です。その上で、中小企業が外国企業と協業できる可能性、またこれから静岡の地で外国人とどのように共に働いていくか、スキルをもった外国人との連携や、新しいスタッフとして迎える時の教育・コンプライアンス・ガバナンス等を考えることで、静岡の国際化に取り組んで行きます。

<ビジネスでの多様性>
 静岡YEGは経済団体です。自らの会社の経済活動をより推進する事により、地域の発展に取り組んでいます。業界の垣根がなくなり、新しいビジネスモデルが次々に生みだされる現在、会員間でのビジネスの多 様性のマッチングもアップデートする必要があります。また会員以外の企業とも多様性のマッチングができる仕組み作りにも取り組んでいきます。それらにより、静岡 YEG メンバーのアントレプレナーシップをより強固にしていきます。

<次世代育成と多様性>
 若者を育てること。それは「夢」を育てることであると考えます。そして夢の範囲は「多様性」でより広がります。コロナ禍を経て、世の中の常識が一変しVUCA「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」 「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の理解が強まる中、次世代育成にはマイケル・オズボーン教授の『The Future Skills』のなかの「戦略的学習」「アクティブラーニング」が注目されています。次世代育成 に「夢」x「多様性」x「戦略的学習」で、生き生きとした静岡の若者を育てていきます。

<広報戦略と多様性>
 会員みんなが誇りを持っている私たちの静岡YEG。その活動をもっと地域の人に知ってもらいたい。広報ツールは多様化しています。私たちの活動をどのターゲットに知ってもらいたいかも含め、広報活動を深化させ、コストパフォーマンスも含め、広報戦略も多様性をもって取り組んでいきます。

<多様性をイノベーションに>
 多様性には多くの要素が有り、「人種」「年齢」「ジェンダー」「障がい」「伝統」「文化」「心理的肉体能力」「価値観」「宗教」「キャリア」「教育」「習慣」等様々です。これらをただ受け入れるだけではなく、次のイノベ ーションにつなげる事に価値があります。既に経済産業省では「ダイバーシティ2.0」が発表されています。 静岡YEGにおいても 「ダイバーシティ指針」についての研鑽・議論を進め、地域に発信することで、多様性 をふまえたイノベーションへの可能性を静岡全体に広めていきます。

 

 私は、この会長職に就くことの重みを強く感じており、「自分にできるだろうか?」と不安に思ったことも何度もありました。しかし、静岡YEGの良さ、静岡YEGの仲間を思う気持ち、そして静岡YEGがこの地域でやるべきミッションをしっかりと理解しているつもりです。「多様性」をベースにYEG活動をアップグレードすることは、難しい事ではないと考えます。「より相手の意見に耳を傾けること」「より自由な発想をすること」そして何より「新しい『価値』を楽しむこと」です。私一人では何もできません。是非多くの会員と一緒に「楽しく」活 動し、次のステージにつなげていきましょう。

みなさま、よろしくお願いします!

令和4年度会長 金 綺春