令和6年度 静岡YEGスローガン
『 It’s SHOWTIME ! 』
~感謝と誇りを持って地域を輝かせるキャストになろう~
~多様性をひとつの力に、そして進化する価値の創造へ~
会長所信
見えない不安から解き放たれた日常がやっと戻ってきました。そして動き出す日常と共に、早ければ令和6年度には66年ぶりとなる日本プロ野球界新球団発足が静岡を『舞台』に動き出すことが期待されており夢が膨らみます。私たちは、これまで培ってきた経験と新たな知識を身に付けて数年間の過酷な環境の変化を乗り越えてきました。今こうして立っていられる自企業や静岡商工会議所青年部(以下、「商工会議所青年部」を「YEG」と略す)は自身の誇りとし、また、支えてくれた家族・仲間・地域に感謝を持ち続けていく事が大切だと考えます。
私たち静岡YEGの存在感を発揮する『舞台』は、ここ静岡です。そしてその『舞台』で輝くのはもちろん静岡YEGメンバーひとりひとり。脚本家もいれば舞台監督もいる。俳優もいれば、技術スタッフもいる。それぞれが、様々なテーマを元にひとつの事業を完成させ、『舞台』(地域)で会員ひとりひとりが輝き、地域の人たちからも祝われる団体となるよう取り組んでいきます。
〈舞台テーマ①〉新入会員研修会を通じての会員拡大と参加意義の理解にスポット
日本が人口減少に歯止めがかからない中、静岡市でも人口流出に歯止めがかかっておりません。
そうした状況下において、私たち静岡YEGも今後数年間20名以上の会員が毎年卒業されていきます。スケールメリットは会を運営する上で重要視される事項の一つですが、こうした人口減少の状況下では会員の現状維持すらも難しく感じております。ですが、何もしなければ会員は減少していってしまう一方で、会員拡大活動は決して緩めることが出来ません。
そうした中で、今年度は入会前のオリエンテーション研修開催及び、現会員の更なる資質の向上につながる研修会開催にスポットを当て、今まで以上に事業に参加する意義について理解して頂きたいと考えます。そしてこれまで以上に出席率の高い例会や事業に結びつけて会員相互の交流と研鑽に磨きをかけていきましょう。
〈舞台テーマ②〉地域の伝統と文化に誇り、新たなチャレンジにスポット
「しずまえ」「オクシズ」と称されるように静岡市は南北に長い市です。豊かな食材はもちろんのこと、今まで受け継がれてきた伝統と文化の他に、静岡市でチャレンジする人や産業はまだまだ数多くあります。私たちがその魅力に気づくことは大切ですが、その魅力を守り、育てる上でも市外に発信することはそれ以上に重要と考えます。
今年度は静岡市の魅力を私たち自身が再認識するのはもちろんのこと、より多くの市外の方にも発信、体感してもらう事にスポットを当て、新たな化学反応に結びつくように発信していきましょう。
〈舞台テーマ③〉メタバースを舞台とした新たな事業展開にスポット
過去の歴史や文化から学ぶモノは数多くあります。それは、時に守ってゆくモノであり、時に形を変えて受け継がれていくモノです。今振り返ってみるとコロナ禍の時期は、けっしてマイナスな要因ばかりではなくデジタル化が一気に加速したプラスの要因も与えてくれました。そして昨今、デジタル技術領域でとくに注目を集めているのがメタバースです。
今年度は、そんな現実社会とは異なったインターネット上の『舞台』 (仮想空間 メタバース) にスポットを当て自企業発展、地域の活性化にどのように活かせられるか等の新たな可能性をみんなで探求していきましょう。
〈舞台テーマ④〉他単会、親会とのビジネスを通じた交流と研鑽にスポット
私たち静岡YEGは会員相互の交流と研鑽はもちろんのこと、静岡県YEG、関東ブロックYEG、日本YEGなど多くの同志との交流と研鑽に努めてきました。今後も積極的に事業の魅力を全会員に向け発信し参加していきます。
そして今年度は更なる交流の場を広げるため、静岡商工会議所に所属する団体、部会、会員にもスポットを当て、静岡YEG会員と共にビジネスを通じた交流と研鑽を深める事業に取り組み、新たな可能性を発見していきましょう。
〈舞台テーマ⑤〉子供たちの仕事や職業に対する夢と現実にスポット
私たち静岡YEGは、過去幾度となく青少年育成事業の一環として、職業講話を積極的に行ってきました。静岡で働く経営者の声を直接伝えることで、働くことの目的、働くことの意義、静岡で働くことの魅力を伝える事業で、我々にとっても自社を振り返る良い場となり双方にとって良い活動です。今後も継続して職業講話の依頼に対して積極的に取り組んでいきましょう。
そうした中、昨今のキャッシュレス時代における“目に見えないお金“は、現在の子供たちにとって”お金“に対する知識や扱い方に対してどのように考えているのでしょうか。私たち静岡YEGにとって、次代を担う青少年の育成には今後も尽力すべきと考えます。今年度は静岡YEGの数ある職種の中から自社の職業を実際に体験してもらう事にスポットを当て、働くことの魅力や大変さを存分に体感してもらい、働いて得る対価としての“お金”の大切さを子供たちに伝えていき、私たちも伝えてくなかで改めて学んでいきましょう。
〈舞台テーマ⑥〉政策提言のヒントでもある友好的プラットフォームにスポット
私たち静岡YEGは、これまで様々な政策提言を行政に対して行って参りました。令和5年度には静岡市行政職員と静岡YEGとの友好的なプラットフォームが設けられました。またこれまで静岡市行政から静岡YEGの政策提言に対して実際に回答に応じてもらい、事業に結びつくまでの道筋を築いてきました。
個々ではなかなか届かない声も、静岡YEGに所属しているからこそ届く声となるというのは非常に魅力的なことです。令和5年度に築いたプラットフォームにて相互の理解を深めることは、より実現可能な政策提言への一歩ではないかと感じました。また、ひとりで考えるよりも、多くの仲間の知恵と工夫が集まることにより、より実現可能な政策提言に結びつくものであり、そのためにも多くの仲間が集える環境が不可欠なのです。
今年度も友好的プラットフォームによる関係性向上にスポットを当て、内に秘めた想いを政策提言という形にして私たちが活躍できる『舞台』 (地域)をより良い街にしていきましょう。
さあ!まもなく令和6年度の新しい『舞台』の幕が上がります。
新たな知識と経験を身に付け、感謝と誇りを持って静岡YEGが静岡という『舞台』を盛り上げる役割でひとりひとりが輝けるような姿を描いていきましょう。
一年間、精一杯みんなと共に輝いていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
『It’s SHOWTIME!』